芹沢光治良は樹と会話可
<ノーベル文学賞審査委員の芹沢 光治良の不思議>
芹沢 さんの本は、かなり前に一冊読み、人間の奥の心理を、柔らかくて繊細に触れた文を書かれる方だと思いました。伊豆出身で、天理教の両親は自分をおいて、出家したため、少年時代に夜中に富士山の見える海に飛び込んで自殺しようとすると、足を押さえて「死ぬな」と叫ぶ精霊に、助けられたそうです。
晩年の十年間、毎晩2-3時ごろ起きて、何か特殊な修業(その内容は秘していますが)をすると、町内の樹と会話したり、身体から飛び出したり、天の音楽が聞こえるようになったそうです。
樹は町内の人間の各家庭の事情は全部知っており、庭木どうしで批評したり、憎たらしい人間がいると、カラスなどに頼んで、その頭の上に、糞を落としもらったりなどするそうです。絶版になっている新潮社発行の「人間の命」「天の調べ」と言う芹沢さんの本に、載っています。
東大卒の農林省出身でノーベル文学賞審査委員の芹沢さんだから、新潮社が書かしてくれたのだと思います。他の人なら、頭おかしいのではと思われて、書かしてくれなかったと思います。
西垣 廣幸 http://plaza.rakuten.co.jp/nishigaki
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